SNS上での金銭トラブルを解決した話。


ネットでのトラブルは自分にはあんまり関係ないかなと思っていたけど、最近ちょっと関わることがあったのでどうやって解決できたのかまとめてみようと思います。

チケットやグッズが届かない

オンラインで先に出会って仲良くなるのはもはや珍しいことじゃなくて。私もTwitterで出会ったイギリスの女の子とお台場のガンダムを見に行ったりしたし、ライブで会った子とSNSのアカウントだけ交換してそこから何年も仲良くなったりしたからよくわかる。

そんな中で、自分が買いに行けない商品を代わりに買ってもらったり、公演によっては禁止だけどチケットを譲ってもらったり・・・・・・まあまあありえることだと思います。私が今回相談されたのも、そういう感じで、各店舗で特典が違うグッズをまとめて買うので〜という話でした。発売日まで数ヶ月あるけど、先にお金を払ったんだって。そのうちにまとめて買うって言ってた子のSNS更新が減り・・・不安になり連絡すると少し遅れることはあっても返信はきていたそう。だけど、ほかの人がトラブルになっていることがわかり不安になったそう。相談に乗って欲しいと言われたのが最初でした。

ちょっとはしょるけど、結果として発売日が過ぎても商品は送られず・・・連絡も取れなくなってしまったんです。トラブル発生から1ヶ月程度で彼女は返金という形で解決したので、もし困っている人のヘルプになればとまとめてみることにしました。

詐欺なのか契約の不履行なのか

お金払っていて、商品が送られてこないんだから詐欺じゃん! という感じもしちゃうけど、実はこういうトラブルを詐欺とするのはとっても難しいんだそう。本人に連絡しつつ、うんともすんともなのでサイバー犯罪対策窓口に相談。サイバー犯罪って何? って思ったけど、警察のHPでこういうトラブルは各都道府県の窓口へと書いてました。

そこで電話をしてみると「詐欺行為の可能性があるので、管轄の警察署で具体的に相談するように」と。自分の住所を伝えて警察署の番号を教えてもらって、再度相談です。ここでは、警察署にもよるんだと思うけど、相談係みたいな部署と話しをします。ここで、今までの経緯を伝えると、一番求めることは返金か被害届を出すことか確認されました。というのも被害届を出したところで、必ずお金が戻ってくるわけではないから・・・。警察からの連絡を受け金融機関が口座を凍結、振り込め詐欺救済法によって返金というケースもあるのだけど、これは口座にお金がなかったら意味が無く。(今回も銀行に確認してもらったところ、口座はほぼ空っぽだったそう)

警察によると詐欺か契約の不履行なのかというのがとても微妙で、最初から騙そうとしたのでない契約の不履行の場合は民事になるようです。詐欺なのか契約の不履行なのかを調べるためにも、まず勧められたのが内容証明を送ること。送ったけど、教えられた住所に住んでいない、住所が存在しないとかは最初から騙そうとしてた可能性があるから。この段階で警察は経緯をまとめて刑事課に共有してくれるということでした。

持っている情報は合っているのか

今回、私たちが持っていた情報はこちらでした。

・SNSアカウント
・名前
・住所
・電話番号(携帯)
・口座

正直口座以外は合ってるのか不明(入金できたってことは口座情報はあってるんでしょう。後からわかりましたが、真実ではない情報もありました)
警察がこの情報が過去に事件に関わってないか調べてくれる間に、内容証明を出す準備を。内容証明の書き方も教えてくれましたが、ネットにも参考になるものがたくさんありますね。

さて警察が調べてくれたところ、直接犯罪や事件に関わってはいないが、どうやらトラブルはいくつも起こっているようなニュアンスでした。

結果として内容証明を送る前に大きな動きがありました。こちらから電話をしても折り返しがない電話が、なんと警察からの留守電には対応があったのです・・・! ここでの警察との具体的なやり取りは教えてもらえませんでしたが、連絡が取れる限りは詐欺行為とは言えません。

個人での解決か民事での解決か

本人にもシリアスな状況になってること、きちんとやり取りすることを警察から話してもらっているのでまずは音信不通になっていた個人間でやり取りを再開します。ここで、重要なのは返金スケジュールを約束することです。これが守られなかった場合は次に民事での解決を目指すことができます。

実はここで提示されたスケジュールが守られず、民事での解決を本格的に検討するということもあったんだけど、無事に返金がされトラブル発生(というかトラブルだと認識してから?)から1ヶ月で解決することができました。

またグッズではなくチケットの場合は、公演日を過ぎた段階で返金を促したり、各所に相談したりになりますね。いずれにせよ一番は信頼できない状態で金銭のやり取りをするべきではないということ。今回私の知人はラッキーにもお金が戻ってきましたが、そうならないことも多いようです。どうしても知らない人とやり取りをする場合は、補償のあるサイトなどを活用するのがいいのでは。

書いてるとずいぶん長くなってしまったけど、銀行、警察どちらもその日のうちに対応してもらえました。今思うと、個人的なやり取りで動いてもらい申し訳なかったけど、とてもスムーズに対応してもらい感謝です。ネットが切り離せない生活になっているからこそ、ネットでのトラブルに巻き込まれる人はこれからも出てくるでしょう。気をつけるのが一番ですが、巻き込まれてしまった人の参考になればと思います。

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